【ウクレレのレッスン体験談】初心者でも始めやすいレッスン内容をご紹介

アラフォーやアラフィフになると、習い事を始めようとしてもなかなか行動に移せないということはないでしょうか。

 

その原因の1つに今までさまざまな人とのお付き合いを経てきた中で、先生との相性を心配する気持ちがあります。しかし音人倶楽部でそのような悩みを一瞬で払拭するほど素晴らしい出逢いに巡り合うことができました。

 

今回は「ウクレレ」編です。

 

イントロダクション

ウクレレのレッスン会場となっているスタジオはボーカルレッスンをするようなあまり広くない場所ですが、楽器自体があまり大きくないせいかゆったりと感じます。

 

ウクレレを教えてくださるのは山尾活寛(やまおかつひろ)先生です。

 

山尾先生はいつも無料体験レッスンでは生徒さんを出迎える前にチューニングを済ませたり、空気清浄機を設置したりしておくとのことで、生徒さんに時間いっぱい楽器を楽しんでほしいという優しいお気持ちを垣間見ることができました。

 

チューニングは何の音に合わせるのかおたずねすると楽器の上側にある4弦から1弦に向かってG(ソ)、C(ド)、E(ミ)、A(ラ)とのことでしたが、GからCで音程が下がり、そこからまた上がるというチューニングは弦楽器の中でも珍しいので驚きを隠せません。

 

これはコード(高さが異なる音を同時に鳴らすこと)の構成音の中で最初に高い音を1つ置くことにより、ハワイアンらしい明るくのんきな音を出すためなのだそうです。ぐっと気持ちを惹きつけられたままレッスンが始まりました。

 

EYSではオンラインレッスンも受け付けています。今入会すると、なんと無料でウクレレをもらうことができるので、この機会をお見逃しなく!

ウクレレの弾き方とは?

最初に山尾先生が今までの楽器経験を聴いてくださるのでお答えするのですが、このことから山尾先生はどのような教え方をすればその生徒さんがウクレレを効率的に習得できるのかを瞬時に計算されていたのだと後からわかりました。

 

ウクレレの正しい構え方、右の太ももに置いて固定し左手でネックを握るというのを山尾先生のお手本を見せてもらいながらやってみます。

 

ウクレレの場合ギターやベースのように肩にかけられるストラップがないことと、楽器自体の重さも軽いことからうっかり落としてしまわないよう気を付ける必要があると感じました。

 

構え方を理解したところで、ウクレレに親しむため次はコード弾きの練習を行います。これはウクレレが伴奏楽器でもありソロ楽器でもあるという特徴を理解するためです。

 

山尾先生がウクレレらしい弾き方の1つとして、メロディーにたまにコードを混ぜ込みながら「星に願いを」の1フレーズをお手本として弾いてくださいました。慣れ親しんだメロディーですが、ウクレレで弾くとどこかのんびりした響きになるのはこの弾き方があってのものだと気付きました。

 

コード弾きの練習では最初にC、F、G7の3つのコードを覚えます。これはこの3つのコードがさまざまな曲の伴奏に使える汎用性の高いコードであるためです。

 

左手の押弦(おうげん=音程を変えるために弦を押さえる動作)に使用する指は基本的に1フレット(弦を押さえる場所を示す突起)が人差し指、2フレットが中指、3フレットが薬指と担当が決まっており、小指は4つめの音が必要な時に使います。

 

そして右手で弾く場所はウクレレのボディ(箱状になっていて弦の振動が共鳴する部分)とネック(表面に指板が貼られていて弦の振動をボディに伝える役割がある)がくっついている部分(弦が張ってある真ん中という意味)で、親指の腹で弾くと丸くアロハ感のあるよい音が出るのでわかりやすいと感じました。

 

山尾先生にC、F、G7それぞれの押弦の場所を表すコード表をホワイトボードに書いていただき、それを見ながら何度か弾いてみると少しずつ各弦を均一に弾くことができるようになります。

 

この3つのコードのうちG7だけは、押さえる時に同じ2フレット上に薬指と中指が平行に並ぶため押さえにくいのですが、人差し指の付け根をヘッドに当てると角度がついて弾きやすくなるとのことでした。

 

さらに3つのコードにAmを加えると今まで習ったメジャーコード(明るい響きのコード)にマイナーコード(悲しい響きのコード)が加わるためかなりの数の曲がウクレレで伴奏できるようになります。

 

初心者の人はコードを弾いても4本の弦のどれかが鳴らないことが多いため、それぞれのコードで4本の弦が均一に鳴るようになってから、リズムに合わせて2回ずつC→F→G7→Cの順番で弾いてみる練習をやってみました。

 

おぼつかない手つきですがホワイトボードのコード表を見ながらであればなんとか弾くことができます。次は先ほどより回数を増やし、4回ずつC→F→G7→Cの順番で弾く練習をしてみました。これもゆっくりしたテンポであればどうにか弾くことができます。

 

ここまでやってみて約20分が経過していたのですが、ウクレレはどんどんできることが増えていくので簡単で初心者でも上達しやすい楽器だと感じました。

 

また山尾先生もウクレレは全ての楽器の中で一番「弾けた!」と実感するのが早い楽器とおっしゃっていました。時間がまだたくさんあるため次はウクレレでストローク奏法(コードを弾き上げたり、弾き下ろしたりして音を出す奏法)をやってみます。

 

ストローク奏法はウクレレでコード弾きをする際リズムを安定させるために使う弾き方です。まずは爪で弾くのに慣れるため爪でCのコードを弾いてみました。

 

問題なく爪で弾くことができたため、次に山尾先生がホワイトボードにダウンストローク(Π)アップストローク(∨)の記号を書き加えた楽譜を書いてくださいます。

 

ダウンストロークとは上から下に弾き下ろすことで、アップストロークとは下から上に弾き上げることです。それぞれのストロークを意識して弾いてみたのですが音が均一にならないため、山尾先生にどうすればよいかおたずねしてみると、ストローク奏法で均一に弾くコツはアップストロークを弾く際に人差し指だけで弾くことと教えてくださいました。これは力を抜くために行うとのことで、やってみるときれいに粒がそろった音で弾くことができました。

 

ストローク奏法では1曲を通して同じストロークパターンを使うことが多いため、山尾先生がホワイトボードに1つストロークパターンを書いてくださりそれを弾いてみます。

 

ストロークパターンにはタイ(2つの音符をつなげて1つの音符のように弾くこと)が含まれており、タイの2拍目は弾かないのですが、その2拍目を空振りすることでずっと同じ動きで弾くことができるのです。このストロークパターンは楽譜で見るととても難しいように感じたのですが、ゆっくりとしたテンポであればどうにか弾くことができました。

 

実際にやってみて空振りを含めることでリズムが安定するという感覚が身につくと、もっと安定したストローク奏法になるのではないかと思います。ストローク奏法までできるとウクレレがある程度弾けたという気持ちになりやすいので、山尾先生もぜひ生徒さんたちには挑戦してみてほしいとおっしゃっていました。

楽器について

山尾先生がウクレレの楽器についても改めて説明をしてくださいました。

 

ウクレレの楽器の各部位の名称はペグ(糸巻き)・ナット(弦の支点となる部品でヘッドと指板の間についている)・弦・ボディ・サウンドホール(ボディの前面に開いている穴)と呼びます。

 

そしてウクレレの値段はおおまかに¥3,000くらいからあるのですが、チューニングが弾いているうちに狂いやすいので適正価格は¥5,000以上だそうです。¥20,000以上の値段の楽器であれば相当品質が高いとのことでした。

 

楽器屋さんでウクレレを選ぶ際はまず無料体験レッスンを受講してCのコードを覚え、楽器屋さんでCのコードで試し弾きをしてみてその楽器の一番いい音を聴いてから選ぶという方法が山尾先生のおすすめだそうです。

 

またウクレレを購入する際はギターのようにブリッジの方向から歪みを確認する必要があるのかどうかおたずねしてみると、ウクレレは値段が安く歪んだら買い替えるという発想のため特に気にする必要はないとのことでした。

 

そして弦高(弦と指板との間の高さ)が高すぎないかどうかチェックしておくことも弾きやすいウクレレを選ぶためには大切なことだそうです。

 

山尾先生のお話

山尾先生は元々ギターの先生でしたが、現在音人倶楽部でアコースティックギターの弾き語り、DTM(PCと楽器をつないで行う音楽制作)、作詞、作曲を教えていらっしゃいます。

 

そして音人倶楽部のウクレレコースにおいてはオンラインレッスン、スタジオでの対面レッスン両方を担当されています。スタジオの場合さまざまな人の出入りがあることから、生徒さんにとって気持ちよく演奏できるような環境を整えておくことを心がけていらっしゃるそうです。

 

無料体験レッスンでも入会後のレッスンでも同じことですが、生徒さんには「習う」というより「遊びに来ている」という感覚でウクレレを習いにきてもらうとうれしいとのことでした。これは「先生と生徒が一緒に楽しい時間を過ごしていたらいつの間にかウクレレが弾けていた」というのがよいという山尾先生の指導方針からきています。

 

そのため生徒さんからハワイアンの曲だけではなく、J-POPを弾きたいというリクエストがあればそれにも柔軟に対応されているのです。例えば80代の男性の生徒さんはオンラインで山尾先生のレッスンを受講しているのですが、「島人ぬ宝」をレッスンしたり「日曜日よりの使者」を弾いてみたりしています。

 

音人倶楽部にウクレレを習いに来る方は初心者の方が圧倒的に多いため、ストレスをかけてしまうほどの練習量は課さないということも心がけていらっしゃるそうです。山尾先生はとにかく生徒さんに楽器を嫌いになってほしくないという想いが強く、習いに来るという行動を起こすことのできた生徒さんのため、楽器を弾くという時間を有意義なものにしたいともおっしゃっていました。今までの山尾先生のお話からも、とても納得がいくと感じるお言葉です。

 

この後山尾先生の作詞やDTMの教え方についてのお話も伺ったのですが、音楽について幅広い知識を持たれているためウクレレのことだけではないたくさんの気づきを得ることが出来ました。さらに山尾先生のディープな音楽話にどっぷりと浸かってみたいという方は、ぜひ無料体験レッスンを申し込んでみてください。

 

まとめ

山尾先生のウクレレ無料体験レッスンを受講する前は先生との相性を結構気にしていたのですが、いざレッスンに入るとそのようなことは全て忘れてしまっていたように思います。

 

これは山尾先生が音楽を通じてたくさんの生徒さんと触れ合ってきた経験がたくさんおありだということももちろんなのですが、生徒さんの音楽経験を短いコミュニケーションで正確に読み取ってくださるためこのように心地よい時間を過ごせたのだと気付きました。

 

どれだけ楽器経験があり演奏者として素晴らしくても、生徒さんの今現在の正確な音楽能力を把握できなければ適切な指導というのは行うことができません。私がウクレレ初心者でありながら、ストローク奏法まで覚えることができるという密度の濃い時間を過ごすことができたのは、山尾先生の幅広く深い音楽経験に基づいた「見抜く力」が鋭いからだと言えるのではないでしょうか。

 

その上で心地よいレッスン時間を過ごせるよう配慮してくださった山尾先生には本当に感謝の気持ちしかないと思います。今回もとても満足度の高い、楽しい無料体験レッスンでした。

 

音人倶楽部とは?

音人倶楽部は50代以上の大人の方向けに作られた音楽教室です。

 

入会された方の72%が初心者からのスタートなので安心して始めることができるのと、体験レッスン当日に入会し1年間の継続レッスンを約束すると無料で楽器ももらえます。高い楽器を買う余裕がなくても、選び方がわからなくてもレッスンを開始できるのは今まで敷居が高く音楽教室に足を運ぶことができなかった方にとってうれしいメリットではないでしょうか。

 

また幅広く音楽に触れてみたい方のためには「オールフリー制」があり、コースやスタジオ、講師まで都度選ぶことができるため、気分転換に少し他の楽器を習ってみることもできるのです。これからの時間を豊かな気持ちで過ごすためにも、「音人倶楽部」という新しい扉を開いてみませんか。