【大人のギター初心者必読】初めてギターを触る方に覚えてほしい練習方法〜おすすめ曲
アラフィフになって仕事も落ち着いたので若いころに憧れていたギターを初めてみたくなったけれど、若い人に混じって楽器屋さんに足を運び、楽器の選び方から教えてもらうのはいまいち気恥ずかしいと感じる方は多いことでしょう。
この記事では大人のギター初心者の方が最初にギターを触るまでに覚えておくと役立つ知識をまとめてみました。
ギターの種類とは?
ギター初心者の方がまず最初に考えるのがギターの購入ですが、予備知識なしで楽器屋さんに行ってもどのような楽器が自分に合うかわからず選べないといった事態になりかねません。
そのためギター初心者の方はまずギターの種類とそのギターで何ができるかをざっくりとでも頭に入れてから、楽器屋さんに足を運ぶことをおすすめします。
ギターの種類はおおまかに2種類にわけられます。
①エレキギター
楽器そのものの音は小さいですが、弦の振動を内臓するピックアップ(マイク)で拾い電気信号に変換したものをアンプで増幅して大きな音を出すことができる仕組みです。
エレキギターはバンドで弾くこと、曲の中でギターソロを弾くこと、歪んだ音を出すことに向いているのでこれらのことをやってみたい初心者の方におすすめです。
②アコースティックギター
エレキギターと比較して少し大きく、ボディで弦の振動を増幅して音を鳴らす仕組みです。
アコースティックギターは弾き語りをすること、単体でのソロ演奏をすること、歌の伴奏をすることに向いているのでこれらのことをやってみたい初心者の方におすすめです。
ギターの種類はこの他にも機能やメーカーに応じてさまざまなタイプがあるので、興味を持ったものから少しずつ覚えていきましょう。
ギターという楽器の役割とは?
エレキギター、アコースティックギターでできることの項目でも触れましたが、ギターは音楽の中で果たせる役割がとてもたくさんある楽器だとお気づきでしょうか。
これはギターが複数の音を同時に鳴らすことのできる「和音楽器」であることからきています。
複数の音を同時に鳴らせるためコード(2音以上の音の重なり=和音)というものを用いて歌の伴奏もできれば、1つの音でギターソロを弾くこともできるわけです。
和音楽器は他にピアノやキーボードがありますが、楽器はほとんどが1つの音しか鳴らすことのできない「単音楽器」であることを覚えておきましょう。
ギター各部の名称について
ギターの楽器について検索をかけると、各部の名称が画像とともにたくさん出てきますがギター初心者の方にとってはたくさんありすぎて覚えきれないと感じるのではないでしょうか。
そのため楽器屋さんでギターを購入するために最低限知ってほしい言葉を意味とともに表にまとめてみました。
ギター各部の名称 | 意味 |
弦 | 振動させることで音が出る。素材や固さで音色が変化する。 |
ペグ | 弦を巻き付ける金具。緩めたり締めたりすることで音程が変化する。 |
指板(フィンガーボード) | 弦を押さえる部分に貼り付けられている板。 |
フレット | 指板の上に打ち付けられている金属の棒のこと。音程を決めるためにあり、1フレットごとに半音ずつ上がる。 |
ジャック | シールドを挿入する部分。 |
コントロール | トーンやボリュームを調節するノブなどが配置される場所。 |
これ以外のパーツの名称についても、少しずつ覚えていくようにしましょう。
ギター本体以外に購入した方がよいものとは?
ギター初心者の方が本体以外に購入しておくと役立つものを8つご紹介します。
①チューナー
音程を合わせるために現在の楽器の音程を表示してくれる機械です。
スマホアプリやギターにつけるクリップ式のものなど手軽に扱えるものの方が人気が高いと言えるでしょう。
1,000円程度の価格で購入でき、楽器屋さんでよく販売している「ギター初心者セット」の中にも同梱されています。
②ピック
弦を弾くための爪です。
100円前後で購入でき、硬さは「soft」「middle」「hard」「exstra hard」、形は「ティアドロップ型」「おにぎり型」などがあります。
初心者は「middle」でおにぎり型のピックをひとまず選び、慣れてきたら自分の演奏しやすいものに変えていくとよいでしょう。
③ギターケース
ギターを入れて持ち運ぶための入れ物です。
ソフトケースとハードケースの2種類があり、ソフトケースは軽量で持ち運びがしやすく、ハードケースはよりしっかりとギターを保護できるというメリットがあります。
移動の頻度や距離によってソフトケースとハードケースのどちらがふさわしいか考えてみましょう。
またギターの形状によってはケースに入りきらない場合があるので、ギター初心者の方は寸法を測ってから購入することをおすすめします。
④シールド
ギターとアンプをつなぐコードのことです。
長さは15cm~5mまでありますが、ギター初心者の方はひとまず3m~5mの長さを選ぶと自宅練習でもスタジオ練習でも使いやすいでしょう。
3m~5mの長さであれば2,000円前後で購入できます。
⑤ギターアンプ
自宅練習用にはヘッドホンで聴けるミニアンプ(10W前後)がおすすめです。
5000円前後の価格で購入できるので、ギター本体の扱いと一緒に使い方を少しずつ覚えてみてください。
⑥ストラップ
立って演奏する場合に肩にかけて使います。
アコースティックギターとエレキギターでは種類が違うのと、デザインもさまざまなタイプがあるのでギター初心者の方は楽器屋さんでひとまずどのようなものがあるのか下見するのもよいでしょう。
⑦替えの弦
弦は弾いていくうちに少しずつ傷んできます。
そのため替えの弦は常に1セット用意しておくようにしてください。
ギター初心者の方は楽器屋さんで弦の硬さを確認し、真ん中くらいの硬さの弦を選ぶと弾きやすいでしょう。
⑧ギタースタンド
ギターを立てかけて転倒防止するためのスタンドです。
折り畳み式、立てかけ式、複数台が設置できるものなど多くの種類があるためギター初心者の方は選び方に迷いますが、転倒を防止するためという本来の意味を考え、自分の持っているギターの形に合うかどうかを優先して選んでみてください。
ギターのチューニング方法とは?
ギター初心者の方でも簡単にできるチューニングの方法をご紹介します。
チューニングとはペグで弦を緩めたり締めたりして音程を合わせることです。
弦は張っただけでは正しい音程にはなっていないため、全ての弦楽器は演奏前にこのチューニングを行って楽器ごとに正しい音程に調整する必要があります。
ギターの場合太い弦から順番に6弦→1弦と数字が振ってありますが、それぞれどの音程に合わせればよいかを表にしてみました。
弦の番号 | 音名(イタリア語表記) | 音名(英語表記) |
6弦 | ミ | E |
5弦 | ラ | A |
4弦 | レ | D |
3弦 | ソ | G |
2弦 | シ | B |
1弦 | ミ(6弦の1オクターブ上) | E |
次に弦は締めると音程が上がり、緩めると音程が下がるということを覚えましょう。
これを踏まえて、チューナーの前で指板をどこも押さえずに(開放弦という)6弦を鳴らしてみましょう。
チューナーの針が真ん中より左側を指している場合は音程が低いということなので、ペグで弦を締め針がちょうど真ん中になるように調整します。
またチューナーの針が真ん中より右側を指している場合は音程が高いため、一旦真ん中よりも針が左側になるところまで弦を緩め、そこから再度締めることで針が真ん中にくるように調整しましょう。
ペグを締めることで音程を最終的に合わせるようにするのは、音程を狂いにくくするためです。
これを6弦から1弦まで6回行えば、チューニングは完了です。
最初のうちはなかなか上手に合わせられないかもしれませんが、慣れてきて1度でぴったり合うと気持ちがよいものなので、ぜひ繰り返し挑戦してみてください。
ギターをアンプにつなぐ方法とは?
ギター初心者の方が簡単に自宅でもギターをアンプにつなぐことのできる手順をご紹介します。
①アンプのアダプターをコンセントに入れる
アンプを動かすための電源につないでいるとイメージすると覚えやすいでしょう。
②アダプターをアンプのDC INにつなぐ
アンプ本体と一体型のアダプターの場合はこの手順は不要です。
③アンプのINPUT端子にシールドを差し込む
アンプとギターをつなぐために行います。
④ギターのジャックにシールドを差し込む
きちんと差し込まないと演奏中に外れてしまうので注意しましょう。
⑤ギターアンプのPOWERをONにする
少し立ち上がりに時間がかかるタイプのアンプもあるのを覚えておきましょう。
ここまでできれば後はボリュームで適切な音に調整し、練習を開始できます。
まとめ
大人のギター初心者の方が最初に覚えてほしいことをまとめてみましたが、なかなかハードルが高いと感じる部分もあるでしょう。
特にチューニングやアンプへのつなぎ方などは、やっていることの意味を理解しないと身に着けることは難しい内容と言えます。
このハードルを自分で乗り越えるのはもちろん楽しいことなのですが、必要があればプロの先生の手を借りるということも検討してみてはいかがでしょうか。
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この記事を読んでおわかりいただいたとおり、ギター初心者の方が楽器を購入するというのはある程度知識をつけてからでないと本来難しいのです。
しかし音人倶楽部のギターコースでは楽器がもらえるので、レッスンをある程度受講して上手になってから本当に自分の好きな楽器を選ぶという方法も取れます。
また幅広く音楽に触れてみたい方のためには「オールフリー制」があり、コースやスタジオ、講師まで都度選ぶことができるため、気分転換に少し他の楽器を習ってみることもできるのです。
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